ベトナム地方地域で薬物密輸組織の首領2人が亡くなる摘発が行われてから2か月、警察は同地域で薬物密輸に関わったとして更に2人の男を逮捕した。

 

月曜日、Trinh Minh Tuan容疑者(35)はLong Luong地区Tan Lap村でヘロイン700グラムとエクスタシー280錠を密輸していた疑いで逮捕された。

 

Son La省Long Luong地区はベトナム北部に位置し、ラオスとの国境線から15キロ離れたところにある。この地区は薬物密輸や薬物使用が横行していることで有名だ。

 

<Trinh Minh Tuan容疑者(左)とTrang A Cua容疑者がヘロイン密輸容疑でSon La省警察に勾留されている様子(Voice of Vietnam提供)>

 

警察はTuan容疑者の近所に住むTrang A Cua容疑者も逮捕した。Cua容疑者宅からはエクスタシー5200錠と拳銃、現金1億ドン(約50万円)が発見された。


2人の容疑者は麻薬密輸の疑いで死刑判決が言い渡される見通しだ。

 

6月、Long Luong地区では薬物密輸組織の首領であるNguyen Thanh Tuan容疑者(34)とNguyen Van Thuan容疑者(35)が300人以上の警察隊との4日間にわたる攻防で死亡したことで、地区は全国的にも注目された。

 

ハノイから数時間の距離にあるSon La省は何年もの間、薬物が横行している地域として有名だ。同省では毎年、約1000件の犯罪が検挙され、麻薬が数百キロ押収されている。

 

Long Luong地区の住民5200人の大半がラオスにも血縁関係をもつモン族と呼ばれる少数民族グループだ。

 

公安省によると、Long Luong地区には60人以上の指名手配犯が潜伏しており、そのうち30人は薬物関連の犯罪者だという。


ベトナムは中国、ラオス、タイ、ミャンマーとの麻薬密輸網である「ゴールデントライアングル」のハブともいえる場所だ。「ゴールデントライアングル」は世界で2番目に大きい薬物製造地域でもある。


ベトナムは世界の中でも薬物に関する法律が厳格な国だ。600グラムのヘロインもしくは2.5キロのメタンフェタミンを所持している疑いがある者や密輸した疑いがある者には死刑判決が下される。


ヘロイン100グラムもしくはほかの違法薬物300グラムを生産・販売した場合も死刑判決が下されることが多い。


ベトナムでは薬物に関する法律はかなり厳しいが、それでも依然として薬物の流通は阻止されていないのが現状だ。

 

出典:VN EXPRESS

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