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ベトナム、駐在員にとって住みやすい国19位に選ばれる
HSBCが行った、海外駐在員が仕事と生活を送りやすい国の調査ではベトナムは4つ順位を上げ19位となった。
<外国人は2018年1月27日に行われたサッカーの試合でベトナム代表の応援に参加したことでベトナムが好きになった(写真提供:Shutterstock/Tony Duy)>
水曜日にHSBCが発行した「Expat Explorer」の11号では、ベトナムの駐在員の平均年収は9万408ドル(約1030万円)であり、10人中9人の駐在員が自国にいる時よりも幸せであると回答している。
ベトナムで労働をすることに関してアンケートを実施したところ、回答者の55%はより多くの休暇がとれる、44%は良い家に住むことができる、39%は家事のお手伝いさんを雇うことができると答えている。たくさんの利点があるため、ベトナムの駐在員はベトナムで働くことを楽しんでいる。
回答者の57%は、雇用契約に家賃保証や移動手当などが含まれている。これに対し、世界平均は17%である。
世界平均が18%であるのに対し、ベトナムでは42%は宿泊手当が支給されている。また、健康や医療の手当てに関して他国は43%であるのに対し、ベトナムでは73%であった。
回答者の72%がベトナムに移住したことで貯金できるようになり、可処分所得が増えたと答えている。
世界平均が貯蓄に関しては52%、可処分所得に関しては56%なのに対し、ベトナムは上回っている。
回答者はベトナムで生活するにあたってマイナスの面もあると述べた。世界中で働く駐在員の半数以上が全体的な生活の質は高いと回答したのに対し、ベトナムでは10人中4人であった。
駐在員にとって財務管理は難しい。世界平均が43%なのに対し、ベトナムはたったの27%の外国人が簡単に口座を開設でき、保険の加入や税金の支払いを行っている。
医療サービスを問題なく受けることができるのはベトナムでは3分の1程度であるが、世界的には46%である。
ベトナムでの子育ては困難に直面しており、自国の子育て環境よりも良いとベトナムでは回答者の18%しか答えていないのに対し、世界的な平均は38%である。
回答者の57%がベトナムはキャリアを築きたい在住者にとってより場所だと回答しているのに対し、世界平均は56%だ。
ベトナムにいる駐在員にとって経済的な問題がいくつかある。37%が国外への資金移動の制限を心配しており、22%が為替レートと雇用の安定を懸念していた。
HSBCベトナムの小売銀行と資産管理部門のSabbir Ahmed氏は「調査によるとベトナムはキャリアを発展させるために機会や挑戦を求めている在住者にとって有益な国である。我々はさらに環境や教育プログラム、金融サービスを発展させることで在住者やその家族の生活の改善につながると予測している」と話している。
このランキングではシンガポールが4年連続で駐在員のための最も良い場所として選出されており、ニュージーランド、ドイツ、カナダ、バーレーンが続いている。
調査では163か国2万2318人に調査を行っており、オンラインでアンケートを行った。
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