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ダナン、ビーチ清掃も洪水のゴミ被害深刻
集中豪雨により深刻な洪水被害が発生したダナンの海ではゴミや下水による汚染が問題になっている。
北東モンスーンがもたらした連日の豪雨でベトナム第3の都市、ダナンは豪雨の被害が続いているという。
集中豪雨により、家庭から大量の廃棄物が海に流され、ダナンのビーチにもゴミが流れ着いている。
Son Tra区やThanh Khe区、Lien Chieu区などのビーチでは廃棄物や汚物による汚染が続いているようだ。
Thanh Khe区Ton That Dam通りから海岸へ廃棄物が濁流と共に流れ着いている。
ダナンでは廃水や雨水が同じ下水道を通るため、集中豪雨の被害を受けると、下水道の水が溢れ、海に流れてしまうという。
Son Tra半島ダナン観光ビーチの管理局のNguyen Duc Vu氏は、ダナンの沿岸部15kmに渡って廃棄物が海へ流される大規模な被害が発生していると明らかにした。
魚の死骸による悪臭も問題になっているという。
流された廃棄物のほとんどはプラスチック製のゴミだ。
市の職員による清掃活動の努力も追いつかず、世界で最も美しい砂浜と言われるミーケビーチには、ゴミ捨て場のような光景が広がっている。外国人観光客の中にはゴミが散乱するビーチの光景を写真におさめる人も多いようだ。
ダナンの漁師は「釣り」でゴミを集めている。
「こんなに大きなゴミが海へ流されているのは見たことがない」と漁師の男性は話す。
専門家のHuynh Van Thang氏によると、都市の発展に下水システムが追いついていない上、大雨の影響で下水道に大量の廃棄物が溜まり排水が遅くなっていることが問題だという。
「2日間でトークアンビーチとミーケビーチで回収したゴミは10トン以上にのぼるが、全体の約3分の1ほどにしか過ぎない」とSon Tra半島ダナン観光ビーチ管理局のVu氏は述べる。
ダナン市は観光客が訪れるミーケビーチを最優先に清掃を行なっているという。
ダナン観光ビーチ管理局は「あまりにも多くのゴミがあるため、ダナン市民が協力し、できるだけ早く元の状態に戻るよう願っている」と話した。
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