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ハノイ、洪水で1万4000世帯に避難指示か
<2018年7月24日、ハノイで台風9号(ソンティン:Son Tinh)による豪雨後、娘を乗せたビニールプールを引いて洪水した村を通行する男性(写真:ロイター通信 / Kham氏)>
ベトナム政府はハノイで洪水被害の回復が見込まれない地域に在住する1万4000世帯あまりを対象に、避難指示を出すことを検討している。避難指示を出す場合、避難対象者は今回の豪雨により洪水被害が頻発するハノイ市郊外のChuong My区域内に在住する住民だ。
火曜日、ハノイ市人民委員会は同委員会ホームページ上の声明で、今回の豪雨でハノイ市街地から20キロ離れたBui川の水位が上昇し、近隣地域に洪水被害を及ぼす警戒レベルにまで到達したと発表した。
同市人民委員会のNguyen Duc Chung委員長は声明で「我々は地元住民や家屋の安全を守らなくてはならない」とコメントしている。
さらに声明には「万が一の事態も考えて洪水被害への対策を立てる必要がある」とも書かれている。人民委員会は市役所として住民の生活を守る役割がある。
ベトナムは豪雨や洪水被害に見舞われやすく、政府が発表した統計によると、昨年は389人が洪水や地滑りなどの自然災害で亡くなっている。
声明で今回の洪水で子供2人が溺死し、住宅1000棟あまりが浸水被害を受けたことが明らかになった。現在、約4000人がすでに避難している。
ベトナム国立水文気象予報センターは、今回の豪雨は水曜日には収まると予想していた。
先週、北部の省では台風9号による洪水被害と地滑りで少なくとも27人が死亡、7人が行方不明と報告されている。
洪水でベトナム北部地域は孤立状態にある。
雨季が10月に終わるまでの今後数か月はさらに大規模な洪水被害に見舞われることが予想されている。
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