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ベトナム、2018年の自然災害被害総額20兆ドンに
2018年、ベトナムでの自然災害による被害額は20兆ドン(約1000億円)に上り、死者・行方不明者は218人だという。
<2018年、ベトナムでの自然災害による被害額は20兆ドン(約1000億円)に上った>
12月21日に開催された自然災害対策に関する会議において被害額や死者・行方不明者数が公表された。農業・農村開発省傘下である自然災害防止総局のNguyen Truong Son副局長によると、今年に入り、ベトナム中部とメコンデルタ地域では13度の台風と14件の鉄砲水・地滑りが発生したという。
今年、ベトナムには寒波が4回、熱波が11回押し寄せ、広範囲での大雨が30回観測されている。2018年の自然災害による被害額は20兆ドン(約1000億円)に上り、死者・行方不明者数は218人に上ると推定されている。被害額が60兆ドン(約3000億円)、死者・行方不明者386人に上った昨年と比較し、減少はしている。
しかし、今年は洪水や豪雨の発生が相次いで発生した。
農業・農村開発省は2016年〜2020年の期間、自然災害対策プロジェクトとして、1兆5000億ドン(約75億円)の省予算と1兆ドン(約50億円)の公共投資を利用する計画を提案している。
同省はベトナム中部とメコンデルタ地域へ堤防の作成や補強を行うために北部地域から1兆1000億ドン(約55億円)と政府開発援助(ODA)から3600ドル(約39億9976万円)の支援を依頼しており、約5500世帯を危険地域から避難させた。
自然災害の予防や対策に関して多くの欠点があるものの、多くの地方自治体では未だ十分な処置が行われていない。
農業・農村開発省のNguyen Xuan Cuong氏は2019年の災害対策について警告しており、地元当局に対し緊急事態における予測や対策を慎重に行うよう要求している。
同氏は「災害対策機関は設備や人員の確認を行い、災害対策の向上を目指し国際機関と協力すべきだ」と述べている。
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