おすすめのプロモーション
ハノイのタイ湖で魚大量死
ハノイ最大級の湖、タイ湖で魚の大量死が発生し、周囲には悪臭が漂っているという。天候の急激な変化が今回の大量死に繋がったとみられている。
4月8日午後、タイ湖周辺で数千匹もの死んだ魚が発見された。また、それによる悪臭が周囲を漂い、近隣住民は悩まさせているという。
湖に浮かんでいた死んだ鯉が陸にあげられる様子。
午後3時ころには清掃員がゴミと共に死んだ魚も回収する光景が見受けられた。
アカウオ、鯉などの魚がプラスチックなどのゴミと共に湖の端に打ち寄せられている。
タイ湖にある2つの像の近くで亀が岸に打ち上げられた様子。
Nhat Chieu通り周辺では、魚が死んでいるすぐ横で釣りを楽しんでいる人も見受けられた。
ハノイ交通局の職員は、今回の大量死は天候が急激に変化したためだと話すが、公式な見解は示されていない。
カフェの近くで死んだ魚とココナッツが浮かんでいる様子。周辺住民は悪臭に不満を募らせている。
タイ湖管理局によると、4000立法メートル分の排水が周辺家庭やレストラン、ホテル、銀行などからタイ湖に流れ込んでいると述べている。
釣りをしている地元の男性は、タイ湖で大きな魚を釣り上げたが、家に持ち帰ることはしないという。
近年、ハノイでは水質汚染が懸念されている。2016年にもタイ湖で魚が200トン近く大量死しており、国全体に衝撃を与えた。その後、Linh Dam湖、Van Quan湖、Ngoc Khanh湖、Hoang Cau湖でも魚の大量死が発生してる。
ハノイ市内にある100以上の池や湖の多くは排水やゴミで汚染されている。
ハノイ市は2016年10月に着工し今年完成予定の7億2600万ドル(約800億円)規模の排水処理施設により汚染が軽減されることを期待している。排水処理施設は、27万平方メートル分のLu川、To Lich川、Nhue川からの汚水を毎日処理することができるという。
関連記事
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。