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ベトナム航空で荷物盗難、中国人男性逮捕
<ベトナム航空は近年機内での盗難が増加傾向にあるのを受け、客室乗務員に荷物へ注意を払うよう教育をし、乗客には貴重品の入った荷物を機内荷物棚に置かないよう注意を呼びかけている。(Shutterstocks/anvuより)>
ベトナム航空の機内で他の乗客から荷物を盗んだとして中国国籍の男性がホーチミンで逮捕された。
メディアの報道によると、13日、警察は名前が明らかにされていない中国人容疑者(39)が、ハノイ-ホーチミン間のフライトで同容疑者の側に座っていたベトナム人乗客の所有する602ドル(約6万6000円)の入ったカバンと860ドル(約9万5000円)相当のスマートフォンを奪った容疑で逮捕したという。
同日午後10時ごろ、被害にあった乗客は何者かが頭上の荷物棚を開け、不審な行動をしていたのを目撃した。同氏が荷物を調べたところ、自身のカバンが失くなっていたことが明らかとなった。
被害にあった乗客が辺りを見渡した際に、失くしたバッグを所有している中国人男性を発見し、客室乗務員に報告した。
被害にあった乗客と客室乗務員に撮影されていることに気づいた際、容疑者は頭上の荷物棚にバッグを戻したという。
飛行機が着陸すると、被害者はタンソンニャット空港の警備部門に盗難被害を報告し、中国人男性は逮捕され、調査のためにホーチミン警察に移送された。
近年、複数の中国人がベトナム行きのフライトで盗難を行う事件が発生しているが、当局は阻止するための有効な措置をまだ取れていない。
今年1月にもベトナム国籍の乗客から431ドル(約4万7000円)を盗んだとして、中国国籍の容疑者がハノイのノイバイ空港で逮捕された。
ベトナム航空責任者は客室乗務員が荷物により注意を払うよう指導することで対応していると述べた。
また国内航空会社は、客室内の荷物にお金やその他貴重品を保管しないよう乗客に警告している。
盗難にあった財産の価値が87ドル(約9500円)を超える場合、ベトナムの法律で盗難は刑事犯罪として扱われる。
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