海底ケーブルに欠陥、週末は国内全土でネット速度低下か
2019年05月28日(火)00時00分 公開
先週に日曜日、ベトナムの海底ケーブルで欠陥が検出され、国内全土でインターネット通信速度が低下することが予想されている。
匿名希望の某インターネットサービスプロバイダー会社の代表は、ダナンから132キロメートル離れた沖合にあるAPGケーブルに欠陥があると語った。
ケーブルの欠陥により、ベトナムから他の国へのインターネット接続が不安定になることや、ピーク時にネット速度が遅くなる可能性があるという。同代表者は欠陥の原因と修復時期については明らかにしなかった。
2017年1月に導入されたAPGケーブルは、導入以降少なくとも3回に渡り故障を起こしている。同ケーブルの設置には4億5000万ドル(約500億円)の費用がかけられており、毎秒54テラバイトを超える容量を誇っている。また、日本と香港、中国本土、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイ、そしてベトナムを結び、太平洋に1万400キロメートルに渡り張り巡らされているという。
ベトナムには現在6つの海底ケーブルシステムと、中国に広がる120ギガビットのチャンネルがある。
ベトナムのインターネット利用者数は人口の半分に当たる5000万人以上にのぼる。
サンフランシスコに本社を置くインターネットパフォーマンスデータプロバイダのM-Lab社によると、ベトナムのインターネット速度は毎秒6.72メガバイトで、昨年の世界調査で199の国と地域中75位だという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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