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ホーチミンのカラオケで薬物使用、20人以上逮捕
<2019年7月15日、ホーチミンのカラオケ店で薬物使用により逮捕された人々の様子(VnExpress / Quoc Thangより)>
夜明け頃、警察はホーチミンのカラオケ店を摘発し、22人が薬物を使用しているのを発見した。15日深夜、警察はホーチミンのカラオケに立入検査を実施し、22人が薬物を使用しているのを発見した。
警察がカラオケ内に立ち入った際に、店内で薬物を使用していた客らの中には床に薬物が入った小さなビニール袋を投げ捨てたり、トイレに逃げこもうとした人もいたという。警察は錠剤や粉の入った小さなビニール袋を大量に押収した。
客数十人と従業員5人、カラオケ店の店長が薬物検査のため警察署に連行され、22人から薬物の陽性反応が確認された。逮捕された容疑者たちは警察に対し友人から「麻薬パーティー」に招待されたと伝えた。
カラオケ店オーナーのAu Quang Hien容疑者(40)と従業員は、「組織的な麻薬使用違反」(ベトナムでの終身刑の刑罰)の罪で起訴される可能性がある。
警察は今後も捜査を続けるという。
容疑者らは過去2ヶ月間にわたり、深夜から明け方までの時間に客を受け入れていたと話した。店の従業員は客が使用する危険薬物や、管理する際に使用される道具、音楽などを準備していたとされている。
ベトナムの警察は最近、各地のナイトクラブやカラオケ店での薬物使用に対する取り締まりを強化している。
先月、ベトナム南部のドンナイ省にあるナイトクラブで違法薬物を使用していた約200人の客が逮捕された。
過去には、警察がベトナム南部のロンアン省にあるカラオケ店を摘発した際、70人から薬物検査陽性が確認され逮捕に至った。
ベトナムでの薬物使用は固く禁じられており、利用者は罰金を科され、リハビリセンターに送られる。危険薬物の製造や売買は死刑判決を受ける可能性がある刑事犯罪だ。
ベトナムでは毎年約1600人が危険薬物の過剰摂取で死亡しており、およそ9370万ドル(約101億円)が薬物の購入、4460万ドル(約48億円)がリハビリ施設の運営に充てられている。
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