ニャチャン、観光客数減少とともにホテル予約数も減少か
＜ニャチャンのホテルの多くは供給過多のため売上不振に直面している＞
過剰供給や不審サービスの増加の影響を受け、ニャチャンのホテルが売上不振に直面しているという。
Khanh Hoa省観光局のNguyen Thi Le Thanh氏によると、同省にはホテルの部屋が3万9400室あり、2017年と比較し1万室増加したという。2018年末の調査では、宿泊価格は表示価格の56％に下落し、稼働率はたったの45％だった。
Thanh氏は2018年末の悪天候により利用客が減少したことで、急激な供給過多に陥ったと話している。2017年、同省では宿泊施設を提供している企業が650社、計2万9000室を提供していた。2018年にはさらに増加し企業数は750社、部屋数は3万9000室になった。
Thanh氏は「数年前、ニャチャンでは観光客の増加により、宿泊施設が不足していた。しかし、巨大プロジェクトによって供給過多になった」と述べている。
自称4つ星ホテルの多くは認証が行われておらず、基準を満たしていない。これらのホテルは閑散期に宿泊者を増やすために価格を引き下げるがホテルの品質が悪く、ニャチャンの観光業界に悪影響を及ぼしている。
Viet Promotion CompanyのNguyen Ngoc Huong氏は、数年前、ホテルは中国人やロシア人観光客の予約でほぼ一杯であったため、ベトナム人国内旅行者はニャチャンを控えていたと述べている。
一般的なホテルはコンドテルとの厳しい競争に直面している。ニャチャンーカインホア観光協会のNguyen Van Thanh氏は、コンドテルはホテルと同じサービスを提供しながら、価格が50万ドン（約2500円）〜150万ドンとホテルに比べ50％も安いと話している。
この問題を解決するため、観光局はホテルの星数を自称するホテルを取り締まる調査を開始した。しかし、取り締まるためには文化・スポーツ・観光省からの指令が必要である。
Thanh氏は「ニャチャンのホテルはサービスの改善や、稼働率向上に向けた活動をしなければならない。地元当局はニャチャンの観光促進のために10以上のイベントを開催しているが、宿泊業社はあまり熱心ではない」と述べている。
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