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ハノイ、水道水の供給再開へ
<ハノイのスーパーマーケットで水を購入する様子(写真提供:Photo by VnExpress/Ngoc Thanh.)>
ハノイ当局が水道水に石油関連製品が混入していると発表して以降、水の購入率が増加したという。
15日、地元当局は、ハノイの水道水は汚染されており、飲料水として使用したり調理の際に使用したりしないようにと警告をした。
地元当局がタインスアン区、ホアンマイ区に警告を出して以降、1.5リットル、5リットル、20リットルの水を求めて購入者が殺到したという。
タインスアン区に住むMinh Hanhさんは、「このマンションの廊下には、空の水のボトルが大量に置いてある。」と語り、タインスアン区の水を取り扱っている店に、20リットルボトルを取り扱っていないかと電話をかけているが、どこも売り切れだと言われたと語った。
ホアンマイ区に住むTuanさんは、15日の夜から水道水を利用することができなく、近くのスーパーマーケットに水を購入しに行ったという。
しかし、スーパーマーケットでは大きいペットボトルの水が売り切れており、500ミリリットルのペッドボトルの水を24本買わなくてはならなかったという。
スーパーマーケットの店員によると、14日に大量の水を仕入れたが、15日の夕方には売り切れたという。
水の需要が急激に増加しているため、スーパーマーケットは16日までに水を仕入れすることができるかわからないという。
スーパーマーケットで、5リットルと6リットルの水は2万3000ドン(約107円)〜2万5000ドン(約116円) で、1.5リットルの水は9000ドン(約41円)〜1万2000ドン(約52円)で販売されている。
ハノイの水販売店の従業員は、現在、20リットルボトルに200本以上の注文がされているが在庫がないと語った。
また、ハノイの一部地域では20リットルの水が6万ドン(約300円)にまで高騰した。
水不足は飲食店にも影響を及ぼしている。
ホアンマイ区の飲食店のNghia社長は、14日から1日あたりの水の購入代が50万ドン(2500円)を超えていると話した。
水質調査では、水道水には発ガン性物質のスチレンが含まれており、通常より1.3~3.6倍高いという結果がでた。
水道水から異臭がするようになったのは、ホアビン省ダー川上流で石油関連製品を不法投棄したことが原因だ。
ベトナム環境総局Hoang Van Thuc副局長は「ダー川はハノイ西部地域の人々の水源であり、不法投棄でこのような事態になるのは誠に遺憾だ。」と語った。
ハノイの約25万世帯が今回の給水停止の影響を受けている。
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