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ベトナム:社会隔離を緩和へ フック首相が大枠承認
<写真:Pixabay>
ベトナムは22日、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する会議を実施し、フック首相がCovid‐19国家予防指導委員会の提案した慎重な社会隔離の緩和措置に合意したとTuoitre紙などが報じた。
これにより、ホーチミン、ハノイ、ダナンなどの主要都市でも4月23日午前0時より、大枠で社会隔離が段階的に緩和されるとみられている。
ベトナム政府ポータルサイトの情報によると、22日朝の会議で、Covid‐19国家予防指導委員会は地域を感染リスク別に新たに分類し、感染リスクに応じて措置を講じることを提案したという。
提案では「高リスク」に分類されているのは過去14日間に感染が確認された地域で、「中リスク」には過去15日〜28日間に感染が確認された地域が分類された。
提案ではハノイは「高リスク」に、ホーチミンとバクニン省、ハザン省が「中リスク」に、そのほかの地域が「低リスク」に分類されていた。
高リスクに分類されているハノイでは、Me LinhやThuong Tinなど一部地域で、過去14日未満に感染症例が確認されていることから、感染リスクが高いとされている。
このことから、フック首相はハノイ人民委員会に対して、それらの地域での社会隔離の継続を要請したという。
ハノイのそのほかの地域における緩和措置はハノイ人民委員会が決定するとしている。しかし、ハノイ人民委員長はスポーツ・文化イベント、カラオケ、マッサージは5月1日まで閉鎖することを指示したとTienphong紙は報じている。
ホーチミンを含む、中リスクの地域では生活必需以外のサービスや店舗を再開するとされているが、具体的な内容については各省・都市の人民委員長が決定するという。
その他、低リスクの地域でも非生活必需のサービスや店舗などの営業が許可されるが、依然として、新型コロナウイルス感染防止対策を実施する必要があるという。
フック首相は国民に対して、社会隔離の緩和を祝うべきではないと呼びかけ、国民の気の緩みに警戒を示している。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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