ベトナムでは狂犬病に要注意|かかった際の症状や予防接種を打つタイミングも紹介
予防・対策
東南アジアでは狂犬病に感染する可能性があるので渡航前に狂犬病の予防接種を受けることを推奨します。狂犬病予防接種は最短で3週間、合計3回の予防接種を受ける必要があります。3回の接種によって3年間免疫が持続します。しかし、予防接種を行なっていても渡航先で狂犬病の動物に噛まれた場合は2回のワクチン接種が必要です。予防接種を行なっていない場合に狂犬病に感染した動物に噛まれた場合は6回のワクチン接種が必要となります。
参照:狂犬病(予防接種サイト)
治療
狂犬病は一度発症するとほぼ100%の確率で死亡します。しかし、予防接種によって感染する可能性を防ぐことができます。発症するまでに時間を要するので発症までにすぐに注射を打つなど適切な治療をすることによって発症を抑えることができます。なので哺乳動物に噛まれた際は、できるだけ早く病院に行き受診する必要があります。すぐに病院に行けない場合は傷口を石鹸と水でよく洗った後、消毒液を使用することでウイルスの感染力が弱まります。
狂犬病は噛まれてからすぐに症状が発症する感染症ではありません。しかし、症状が出てからではすでに治療が遅いです。ベトナムで犬に噛まれた場合は、たとえ大丈夫だと思ってもできるだけ早く医療機関に相談する必要があります。
病院に行って診察できる場合は、医師の判断に任せ、噛まれた場所や状況によってはワクチン接種を行うことになります。ワクチン接種は1度だけではなく、複数回受ける必要があり、最初のワクチン接種を0日とし、その後3日、7日、14日、30日、90日の計6回ワクチンを接種しなければなりません。狂犬病が発症してからの治療法は未だ確立されておらず、今までに100万人以上が死亡しています。
まとめ
狂犬病は日本では感染の心配がないものの、海外では感染の危険が高まります。ベトナムでは野良犬を見かけることも多く、街を歩く際や病院が近くに無い郊外の場所では注意が必要です。渡航前に予防接種を受け、事前の対策をしておくとともに、現地での生活でも感染の可能性のある動物を見たらできるだけ近寄らないようにしましょう。
※この記事に記載されている情報は2018年11月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
情報提供:さくらクリニック
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