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薬物使用者と性労働者、ホーチミンのレストランで逮捕
警察はホーチミン中心部にあるレストランで立ち入り検査を実施し、薬物使用者と性労働者数十人を逮捕した。
金曜日明け方、警察は1区のタイバンルン(Thai Van Lung)通りの一部区間を封鎖し、薬物使用者と性労働者を摘発するため、クイーンレストラン(Queen Restaurant)を立ち入り検査をした。クイーンレストランはホーチミン市内の人気ナイトスポットの一つだ。
立入り検査の際、警察は露出の激しい服装のウエイトレスが飲酒した男性らに対し、性的サービスをしようとしたところを発見した。
警察によると、約20人の女性従業員は警察の立入り検査から逃れたという。
また、警察は薬物使用の疑いがある人物とセックスワーカーとして働いていたウエイトレスを薬物検査のため、警察署に同行させた。
警察は観光客が多く集まるレライ(Le Lai)通りのホテルでも立入り検査を実施し、性的サービスを行ったとみられる2人の女性従業員を逮捕した。
摘発された2人の女性従業員は警察に対し、レストランのマネージャーが2人を酒に酔った男性客に性的サービスを提供させるため、ホテルに送迎したと話している。男性客には性的サービス1回あたり最大500万ドン(約2万5000円)が請求されていたという。マネージャーはそのうち100万ドン(約5000円)~200万ドン(約1万円)を自分の手取りにしていたそうだ。
レストランマネージャーをしていたNguyen Ngoc Huy Hoang容疑者(39)は顧客に対し、違法な性的サービスを手配した疑いで逮捕されている。
<Nguyen Ngoc Huy Hoang容疑者は顧客に対し、性的サービスの手配をしたとみられている(VnExpress / Quoc Thang)>
金曜日の摘発は、観光客が多い地域を中心とした多くのレストランやバーによる性的サービスへの警察の取り締まり強化キャンペーンの一つだ。
労働傷病兵社会省によると、ホーチミン市内には2万2000人近くの薬物使用者がいるとされている。その数はベトナム全国の薬物使用人口の10%近くに上り、全国トップの多さだという。
ベトナムでは薬物の使用や密売は法律で禁止されている。
政府の統計によると、ホーチミン市内には約3000人のセックスワーカーがいることが推定されている。
女性のセックスワーカーは薬物使用者や男性の自宅での性行為相手と並んでHIVやAIDSに感染する危険性が高い。
現在、ベトナムでは約25万人がHIVやAIDSに感染しているという。
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