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在日ベトナム人数が増加、不法滞在への懸念も
<東京のオフィス街を歩く人々。2018年に日本のベトナム人労働者数は急成長したという(AFP/Yoshikazu Tsunoより)>
2018年、日本で働くベトナム人の数は過去最高の増加を記録した。しかし、不法滞在者数も増加傾向にあるという。
3月22日付けで発刊されたJapan Timesによると、2018年の在日ベトナム人数は前年比26.1%増の33万835人で、在留外国人の8%にのぼったという。
法務省の統計によると、在日ベトナム人数はフィリピン人数を上回り、中国、韓国につづき国籍別で3位になったという。
統計では、ベトナムにある日系企業数が増加したことで、日本の給料の高い技能実習プログラムに参加し技術を学びたいという若年層が増加したのが要因だと記載されている。
入国管理局によると、技能実習ビザを取得したベトナム人数は中国人数を抜き、前年比30%増の16万4499人だったという。
しかし、在日ベトナム人の急増に伴い、ベトナム人の不法滞在者数も増加している。2018年、日本でビザの期間が過ぎたのにも関わらず不法滞在していた外国人は7万4000人にのぼった。不法滞在者数では韓国人が1位、ベトナム人が2位だったという。
2018年、日本でのベトナム人不法滞在者数は前年比65%増の1万1131人にのぼり、国籍別で最も増加したという。統計によると、不法滞在者の80%は技能実習ビザか留学生ビザで日本に入国したそうだ。
2017年に日本の警察が公表したデータによると、ベトナム人による犯罪件数はその他国籍の非永住外国人によるものより多く、ベトナム人の評判も落ちているという。ベトナム人による犯罪は主に万引き、強盗、不法滞在、不法労働で、全犯罪件数の33%にのぼる。
中部管区警察通訳人はJapan Timesの取材に対し、ベトナム人実習生や留学生の約半分は授業料などを払う余裕がなくなり、犯罪に手を染めてしまうと話した。
現在、日本政府は地方大学に通っていたがその後行方のわからなくなっている外国人学生700人を捜索している。そのほとんどはベトナム人だ。
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