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ベトナム系オーストラリア人の麻薬組織リーダー、ホーチミン近辺で逮捕
<6月20日、Vuong Quoc Thai容疑者がカンボジアからタイニン省に麻薬を密輸した容疑で逮捕されている様子(写真提供:VnExpress)>
20日、ホーチミン近辺の薬物の取引現場に居合わせたベトナム系オーストラリア人男性と構成員の2名が逮捕された。
ホーチミン市警察によると、逮捕されたVuong Quoc Thai容疑者(60)はカンボジアで麻薬を購入し、ベトナムで薬物の売買取引を行っていたギャングのリーダーだと語った。
20日、Thai容疑者と他容疑者2名は、カンボジアから密輸した麻薬を取引するため、ホーチミンから車で2時間の距離にあるタイニン省のある場所で集まっていた。容疑者3名は現場に待機していた警察官に身柄を拘束された。
Thai容疑者とともに逮捕された容疑者は2名とも40代で、ホーチミンや他の省や都市で薬物の販売を計画していたという。
警察は逮捕時に覚醒剤4kgとエクスタシー1000錠を押収した。また警察官は、容疑者3名の家宅捜査を行い、さらに覚醒剤5kgとエクスタシー2000錠および大量のドル紙幣も押収した。
Thai容疑者はベトナムに入国しオーストラリア人の妻と離婚した後、タイニン省で生活していた。同容疑者は複数の別荘を所有しており、愛人とカンボジアへカジノ旅行に行くなど優雅な生活を送っていた。その際カンボジアで薬物売人と関係を持ち、ベトナムに薬物を密輸する取引を行っていた。
ベトナムには世界でも厳格な薬物取締法が存在している。600gを超えるヘロインまたはコカイン、または2.5 kgを超えるメタンフェタミンを所持や密輸した場合、有罪判決は死刑となる。
ヘロイン100gまたはその他の違法な麻薬300gの製造販売も同様に死刑判決を受ける。
ベトナムは、世界最大の麻薬密造地域である「黄金の三日月地帯」に次いで、タイ、ラオスとミャンマーで構成された世界第2位の密造地域「黄金の三角地帯」の中間地点に位置しているため麻薬取引拠点となっている。
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