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タンソンニャット国際空港、テト期間大混雑か
<2018年2月6日、ホーチミンのタンソンニャット国際空港内で待機する大勢の人々(写真提供:VnExpress/Quynh Tran)>
ベトナム最大の国際空港であるタンソンニャット国際空港は、乗客が殺到する来月上旬の旧正月と呼ばれるテトに向けて準備を進めている。
同空港によると、1月20日〜2月19日の間は1日13万4200人の乗客が見込まれており、昨年のテト期間中よりも約1万7500人増加する予想だという。
最も忙しくなる2月2日には900機、同じく2月10日には890機が運航される見通しだ。普段は650機ほどを運航している同空港によると、実際に過去のデータからも2月2日は最もフライト数が多くなる日だという。
テト期間中、同空港は急増する需要に応じて国内線のフライト数を増加させる予定だ。また、同期間中、ベトナム航空では2000便、格安航空会社のベトジェット航空、ジェットスターパシフィック航空ではそれぞれ1000便ずつ追加する予定だという。
テト期間中の混雑に対処するために、チェックインカウンターが増設され、乗客の待機場所を確保するためターミナル内の店舗は閉業、さらに余剰人員を空港内または空港周辺に配置する予定だ。
1兆7700億ドン(80億円)規模の有料駐車場拡大計画は、テト期間中に増便する同空港にとって追い風となる見込みだという。同空港はすでに駐車場を8台分追加し、テトまでにさらに29台分の駐車場を追加するという。
今年のテトは2月5日で、政府はテト休暇を2月2日〜2月10日までの9連休とすることを発表した。
現在、タンソンニャット国際空港の年間許容収容人数である2500万人を上回る3600万人の乗客が同空港を利用しており、政府は空港を拡張する予定だという。
交通運輸省は空港拡張のためにフランス系コンサルティング企業であるADPiと複数のベトナム企業を雇い、滑走路や駐機場、ターミナルの増設を行うことで今後数十年以内に年間許容収容人数を4300万人〜4500万人まで増加させる見通しだ。
また、政府は2025年にホーチミンへ訪れるとされている6000万人〜7000万人の乗客が利用できるLong Thanh空港をDong Nai省に建設中だという。
近年、ベトナムの航空産業は急速な成長を遂げている。2018年の利用客数は前年比12.9%増の1億600万人を記録したという。
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