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無許可のタクシー運転手、ハノイの空港警備員に暴行か
<ハノイのノイバイ国際空港で利用者を拾うタクシー運転手(写真提供:Shutterstocks/Anton Ivanov)>
ハノイ警察はノイバイ空港警備員に暴行を加えた無許可のタクシー事業者グループを調査中だ。
11日(金)、警備員のNguyen Van Diep氏は、女性仲介人のTran Thi Ly容疑者がノイバイ空港国内線ターミナルで乗客を無許可のタクシーへ誘導している姿を目撃した。
警備員は止めようとしたが、LyLy容疑者と身元不明の2人の男性に暴行を加えられた。現在、同警備員は歯が4本折られ、体にはあざが複数箇所ある状態で入院中だという。
この事件は「深刻な事件」と見なされ、Truong Hoa Binh副首相はハノイ当局に対し緊急調査の開始を要請し、被告人への厳重な調査が行われている。
Ly容疑者は拘束中であり、刑事捜査では「容疑者の行為は非人道的である」とし、ベトナム刑法では最大7年の禁固刑に当たるという。警察は同容疑者の共犯者を捜索中だ。
空港管理局によると、Ly容疑者はタクシーの仲介人のプロであり、空港の秩序を乱したとして何度も注意を受けている。
私用車に乗客を乗せる個人経営の無許可タクシーサービスは近年、ベトナムの空港で横行している。
昨年、ノイバイ空港の警察官は823件の取り締まりを行なっており、ほどんどが無許可のタクシーサービスや乗客を誘導する仲介人だった。2018年、空港警備員がタクシー事業者から暴行を受けた事件が5件発生していたが、厳重な調査は行われなかった。
空港での別の暴行事件としては、昨年12月にベトナム中部Thanh Hoa省で発生した事件で3人のベトナム人男性がベトジェット航空の女性従業員に対し暴行を加えたとし、1年間の空港使用が禁止された事件を挙げることができる。同容疑者は女性従業員と写真を撮ろうとしたところ、拒否されたため憤慨した。同容疑者は公の秩序を乱したとして調査中だ。
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