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ホーチミン、満潮に伴う洪水に警戒
<2019年9月29日、ホーチミンの満潮時に車が浸水した道路を通り過ぎ、バイクに乗った2人が水に流されている様子(写真提供:VnExpress/Huu Khoa)>
30日、ホーチミンでは満潮時の潮位が1.77メートルと記録的な高さに達し、市内のいくつかの地域が大洪水に達すると予想されていた。
南部水文気象センターは、29日に潮位1.65メートルを記録したサイゴン川の近くにあるPhu An観測所では、30日の午後5時の満潮時には潮位1.75〜1.77メートルに達すると予測されていた。
2017年に記録された1.72メートルを超える見込みだ。
10月3日まで水位は警報レベルを超えたままであり、4日に潮が下がると水位も減少する見込みだ。
満潮は大雨と組み合わさり、ホーチミンの低地で大洪水を引き起こす可能性があると南部水文気象センターは警告している。
ホーチミン1区のCo Bac通り、Co Giang通り、Nguyen Thai Binh通り、およびCalmette通りなどの複数の道路では28日に下水があふれたため、すでに冠水被害が発生していた。
ホーチミンの大規模な外国人コミュニティである2区と7区でも、29日に深刻な洪水が報告された。
2区に住むNguyen Thi Bayさんは、「1日中、家にあふれた水を掻き出さなければならなかった。車が通り過ぎるたびに水が入ってくる。 午前3時、潮が上がった時にあきらめたが、その後眠る事はできなかった。」
<2019年9月29日、ホーチミンでNguyen Thi Bayさん(78)が2区の自宅から水をかき出す様子。(写真提供:VnExpress / Huu Khoa)>
自然災害防止と救助に関するホーチミン運営委員会は、関係当局に対し、発生する恐れのある洪水を緩和するためにバリケード、下水道、ポンプを準備するよう呼びかけている。
長年、ホーチミンでは、満潮や大雨で冠水した道路をバイクや車が通り、立ち往生する光景が一般的になっている。
オランダ大使館の水と気候変動の一等書記官であるLaurent Umans氏によると、ホーチミンの大部分は50年で海面下となり、沼地になるという。
<2019年9月30日、ホーチミン8区で防潮堤が決壊したため、女性が娘を乗せたバイクを押して登校する様子。(写真提供:VnExpress / Huu Khoa)>
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