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ベトナム:8月から国際線の部分的再開を提案
<写真:Thanh Nien>
ベトナムと各国を結ぶ国際線の一部がそれぞれ週1往復の頻度で運航再開される可能性がでてきた。Thanh Nienなどの現地メディアが複数報じている。
交通・運輸省は、ベトナムと各国との間を結ぶ国際線の計画について、フック首相に報告書を提出したという。
交通・運輸省のLe Anh Tuan次官は、現在の規制により、ベトナムへの国際線の再開は困難であり、海外からの国際線に搭乗する客室乗務員も14日間の隔離対象となるため、航空会社の人的資源の浪費に繋がっていると述べた。
また、ノイバイ国際空港とタンソンニャット国際空港では滑走路の修繕作業が行われており、滑走路2本のうち1本が閉鎖されており、2つの空港の運用能力は60〜70%にまで減少しているという。
滑走路の修繕期間に国際線が急増すると、それぞれの空港が過負荷状態に陥り、国内線のさらなる遅延と欠航が発生することが見込まれているという。
運輸省は、国際線の再開を優先する都市として、広州、台湾、ソウル、東京、プノンペン、ビエンチャン(ラオス)を挙げている。
報告によると、ベトナムが国際線再開の優先都市として定めている都市のおおよそは、ベトナムとの国際線の再開に前向きだという。中国に関しては、ベトナム航空当局が運航再開の提案をしているが、未だ回答が得られていないという。
最近、ベトナム運輸省は在ベトナム中国大使館と協力して、広州への定期的な国際線を再開するための支援を求め、これを検討するよう求める書簡を中華人民共和国交通運輸部に送ったという。
新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い各国で渡航制限が講じられているため、運輸省は国際線の運航頻度について1か国または1都市につき週1便にすることを提案したという。
運輸省によると、週1便で運航が再開されれば、海外からの帰国者や専門家などを除いて毎週2500人〜3000人が国際線でベトナムに入国することが見込まれるという。
運航再開の時期に関しては、運輸省とベトナム航空当局が中国、日本、台湾、韓国、ラオス、カンボジアなどと直接交渉し、早くて2020年8月初旬になるという。
さらに、隔離する人数に対応するため、運輸省は第1段階として、広州はダナン国際空港へ、東京・ソウルはノイバイ国際空港へ、台北はタンソンニャット国際空港へ、ラオスのビエンチャンはヴァンドン国際空港へ、プノンペンはカントー国際空港を受け入れ先として提案している。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。