ベトナム、新型コロナ警戒レベルを全国的に引き上げ
＜写真：VGP News＞
14日、新型コロナウイルス感染症予防対策国家指導委員会は、新型コロナウイルスの警戒レベルを全国的に引き上げるとともに、ウイルスと共存していくための対策を厳格に実施するよう要請した。
この決定と呼びかけは、全国的に新型コロナウイルスへの感染リスクに直面する可能性が高いことを受けてのものだとされる。
呼びかけでは、全ての国民に対し、不要不急の外出を控えることや、公共の場所でのフェイスマスクの着用、社会的距離を保つなどの予防策をしっかりと実施するよう求められている。
保健省によると、17日時点で、ベトナム国内では合計964人の新型コロナウイルスへの感染を確認しており、うち死者は24人となっている。
一方、保健省は14日、ダナンの新型コロナウイルスの感染状況は、今月末までにコントロール下におくことが出来ると見込んでいるとの見解を示した。
また、保健省は、先月から市中感染症例が相次いで発生しているダナンとクアンナム省と協力し、大規模検査での検体を採取プロセスを迅速化を図っていると明らかにした。
保健省は、新型コロナウイルスへの取り組みを支援するため、多数の病院からダナンとクアンナム省に人材派遣をしたと発表している一方で、死者数の増加が示すように重症患者の治療に苦戦しているとした。
保健省のNguyen Thanh Long大臣は、専門家らは、ダナンで確認された新型コロナウイルスと最近ハイズオン省北部で発生したクラスターが同じ感染源であるかどうかについて調査していると述べた。
Nguyen Thanh Long保健大臣は、これらのクラスター発生は「懸念」すべき問題だとし、コミュニティ内での感染拡大防止に対する警戒を怠っている兆しだと話した。
新型コロナウイルス感染症予防対策国家指導委員会は、新型コロナウイルスは今後も様々な場所で発生すると予測し、以前のような「平和的な時間は続かない」と警戒感を示している。
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