おすすめのプロモーション
菅首相とチョン書記長が電話会談、新型コロナに関する支援で一致
22日、菅首相は、グエン・フー・チョン党書記長兼国家主席と約20分間の電話会談を行い、同国の新型コロナウイルスワクチン接種に必要な保冷設備の設置などを支援することを決定したと伝えた。
また、両首脳は新型コロナ禍で苦境に陥っている在日ベトナム人の帰国に向けて協力していくことで一致した。
会議の冒頭、菅首相は、今年1月25日〜2月1日に行われた第13回党大会で、チョン党書記長兼国家主席が党書記長に再選したことへの祝意と、昨年10月の訪越時に受けた歓迎に対する謝意を述べた。
これに対し、チョン党書記長は謝意を伝え、1月の共産党大会を受けた今後のベトナムの発展のため、日本からの協力を得たい述べたという。
両首脳は、史上最良の日越関係の現状と今後の一層の発展を確認している。
また、菅首相は、「インド太平洋国家」としての貢献の具現化として、ワクチン接種に不可欠な保冷設備の整備など、ベトナムへのコールド・チェーン整備を支援することを決定した旨を伝達し、これに対しチョン書記長は日本の支援に謝意を示した。
新型コロナウイルスの状況に関しては、菅首相はコロナ禍において帰国を希望しながら帰国できない在日ベトナム人の帰国に向け、ベトナム政府の協力を要請している。
これについて、チョン党書記長は、在日ベトナム人の早期帰国に向け両国で緊密に連携していきたいとしている。
さらに、両首脳は2023年の日越外交関係樹立50周年に向け、緊密に連携していくことで一致している。
地域情勢について意見交換を行う中で、菅首相は、中国海警法を含む最近の動向、東シナ海、南シナ海及びミャンマー情勢について深刻な懸念を表明した。
また、北朝鮮による拉致問題について、菅首相はチョン書記長に対して引き続きの理解と協力を求めた。
それに対し、チョン党書記長は、国際場裏においても緊密に日本と連携していきたいと応えている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。