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国産ワクチン緊急使用は科学的証拠不十分:ベトナム保健省
2021年06月23日(水)16時13分 公開
ベトナム保健省は22日(火)、第3期臨床試験が開始された国産ワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」について、緊急使用を承認するにはその安全性と効果性の科学的証拠が十分ではないとした。
ナノコバックスは地場ナノゲン社が開発する国内で最有力の国産ワクチンだ。
すでに臨床試験が開始されており、9月末までに第3期臨床試験が終了する見込みだ。
そこで有効性と安全性が確認されば緊急使用許可が出される可能性があると報道されている。
しかし、保健省傘下の科学技術訓練局のNguyen Ngo Quang副局長は、ナノコバックスはこれまでの2回の臨床試験で被験者が抗体獲得とその安全性が確認されているが、まだ検証範囲が狭く有効を十分に評価できないとした。
また、同局はナノコバックスワクチンが新型コロナウイルスの感染率と重症化率をどの程度下げるのかについてのデータを受け取っていないとした。
さらに、同ワクチンを2回接種してから36日目と45日目、56日目の免疫原性や安全性、有効性について、専門家の評価が必要だという。
Quang副局長は保健省はこれらの点において、同ワクチンの緊急使用を承認するための十分な科学的証拠を現時点では確認できていないことを強調した。
また、保健省は国産ワクチンの開発と研究を最大限支援するとしているが、安全性と有効性は緊急使用の承認を得るためには必ず満たさなければならないとQuang副局長は話した。
ナノゲン社の取締役会会長であるHo Nhan氏は22日、ファム・ミン・チン(Pham Minh Chinh)首相に対して先週にナノコバックスの緊急使用承認に関して提案をしたものの、回答は得られていないと話した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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