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フーコックの外国人観光客受け入れ準備進む、アジア・欧米から
<写真:VN Express>
ベトナム文化スポーツ観光省は、フーコック島で外国人観光客の受け入れを再開するための準備を進めており、今月下旬にもワクチンパスポート試験プログラムを決定するという。
同省は、フーコック島があるキエンザン省当局とワクチンパスポート試験プログラムの内容を決定する前に緊密に連携しているという。
フーコック島における外国人観光客の受入れ再開の対象は、ヨーロッパ、アメリカ、一部のアジア諸国となる見通し。
文化スポーツ観光省のDoan Van Viet副大臣は、VNエクスプレスに対して、ベトナム国内では複数の省がワクチンパスポートを提案しているが、フーコック島はその運用においてより有利な条件を持っていると話した。
フーコック島は、本土から地理的に離れており隔離されている上、空港や宿泊施設などのインフラも整備されていることから、ワクチンパスポートの試験運用に望ましい条件が整っているという。
Viet副大臣はまた、安全を確保し、フーコック島やその他の場所での感染拡大を防ぐため、入国や宿泊施設、観光ルートなどの様々な問題を解決する必要があるとした。
保健省は外国人観光客の受け入れができるよう、フーコック島の住民全員を対象としたワクチン接種の準備を行なっている。
ハノイオープン大学観光学部の学部長であるVu An Dan氏は、フーコック島はワクチンパスポートを導入するのに理想的な場所であると同意している。
Dan氏は、フーコック島は本土から離れて隔離されているため、感染対策は容易であるとした。
また、人口が少ないため、全ての住民や観光産業に携わる人々に予防接種を行うことができると続けた。
ワクチンパスポートが運用できる場所として、Dan氏は世界遺産の街・ホイアンがあるクアンナム省も挙げている。
ベトナムではワクチンパスポートの試験運用が進められており、7月からはクアンニン省にあるバンドン国際空港に到着する外国人入国者に対して、ワクチンパスポートの仕組みを試験的に運用する取り組みが開始している。
また、7月15日〜23日には、成田発ダナン行のベトナム航空の便で新型コロナウイルスの検査結果やワクチン接種を証明するデジタルワクチンパスポートが試験的に導入される予定だ。
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