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ホーチミン、モルヌピラビルを自宅療養者に試験投与へ
<写真:参考画像 / ©️Unsplash>
ベトナム国内の製薬会社が寄付した新型コロナウイルスの治療薬候補「モルヌピラビル(Molnupiravir)」1万6000箱について、ベトナム政府は8月25日から自宅療養を行う新型コロナウイルス感染患者を対象に経口投与を行う試験プログラムを開始するという。
保健省によると、9月5日までに国内の製薬会社がモルヌピラビルをさらに10万箱寄付する予定で、ベトナムは合計でモルヌピラビルを11万6000箱(400mgの錠剤232万錠分相当)を受け取るという。
第1便は8月23日(月)に到着し、ベトナムはモルヌピラビル(200mg)を30万錠受け取ったという。
29日(日)にも、さらに170万錠を受け取る予定で、残りは9月上旬に受け取る方針だという。
ベトナム保健省は、多数の国で実施された「モルヌピラビル」の臨床試験の結果、安全性・有効性などにおいて肯定的な結果が確認されているとしている。
特に、軽症・中等症の感染患者に対する5日間の投与でウイルス量の減少が認められているという。
今回のモルヌピラビルの投与により、ベトナム政府は市中感染の減少と入院率・死亡率の低下に繋がると期待している。
今回の試験的な投与は自宅療養を行う軽症の感染患者が対象で、医療スタッフにより説明を受け、投与に同意した場合に詳細なガイドラインとともに薬が渡されるという。
投与から5日後に、感染患者のウイルス量や重症度について評価がされるという。
また、新型コロナウイルスの症状や治療薬の副作用などについては14日間に渡り観察されるという。
今回の試験プログラムの結果は、保健省傘下の生物医学倫理評議会と保健省によって承認された科学研究プロトコルの下で専門家により評価されるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。