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ホーチミン市:2021年末まで経済回復に集中
<写真:Viet Nam News>
ホーチミン市当局によると、新型コロナウイルスの影響で今年1〜9月までの経済目標が達成できていないことから、同市は今年末まで経済回復に集中するという。
ホーチミン市財政局のPham Thi Hong Ha局長は、19日の記者会見で経済回復は順調にいかない可能性もあると警告した。
同局は、国債の発行を提案することを計画しており、来年からは資本動員の目標を達成するため、財務省と協力する方針だとしている。
また、Ha局長は今年1月〜9月の公共支出は年間計画の32%に過ぎないと述べた。
今年4月下旬から発生している新型コロナウイルス第4波で41万9000人以上の感染者が出ているホーチミン市では、出稼ぎ労働者が帰省しており、社会隔離措置が緩和され会社が再開しても労働者の数が不足している状況だ。
そのため、専門家は輸出主導型経済の再開に影響を及ぼすと警告している。
ホーチミン市労働局のLe Minh Tan局長は、同市は今年中に6万人、来年第1四半期には12〜14万人の労働者が必要になると述べた。
同局長は、ホーチミン市から約15万人がメコンデルタや中央高原地域などに帰省しているとし、企業に従業員を呼び戻すよう呼びかけている。
ホーチミン市人民委員会のPhan Van Mai委員長は、今年末までの3ヶ月間で感染抑制と経済回復の2つの目標に集中するとしており、路上飲食店やレストランでの店内飲食、宝くじの販売の再開を検討しているという。
同委員会のLe Hoa Binh副委員長は、ホーチミン市では新型コロナウイルス感染が抑制されており、過去数週間で新規感染者、入院患者、重症例、死亡者数が大幅に減少したと述べた。
同副委員長によると、他の市や省の境界に設置されている検問所を撤去し、商品の流通を容易にし、サプライチェーンの回復を計画しているという。
ホーチミン市の経済は今年9ヶ月で4.98%下落しており、今年1年間では5.06%の下落が見込まれているという。
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