専門家:外国人入国者の隔離期間の免除または短縮を要請

2021年11月11日(木)10時21分 公開
専門家:外国人入国者の隔離期間の免除または短縮を要請

<写真:VN Express>

 

航空および医療専門家は、ベトナム入国後の隔離期間について、7日間は長すぎるとし、慎重に動きすぎると観光業に影響を与えると述べた。

交通運輸省は現在、2022年1月15日から新型コロナウイルスのワクチン接種率が高い15の国・地域を対象とする国際線商用便の再開について、政府からの承認を要請している。

 

10日、専門家会議でベトナム航空局(CAAV)のVo Huy Cuong副局長は、保健省が必要回数のワクチン接種を終えた外国人入国者は7日間の隔離を講じる必要があると規定していたため、CAAVはこのガイドラインに従って国際線再開の計画を策定したと述べた。

しかし、Cuong副局長は隔離期間を3日間に短縮すること、または指定ホテルで1日間の滞在後、新型コロナウイルスの検査で陰性の場合には自由に移動できるようにすることを提案したという。

同局長は、「ベトナムが魅力的な観光地となり、国際観光再開の機会を逃さないためにも、外国人入国者の隔離期間の短縮について調査しなければならない。」と述べた。

 

General Department of Preventive Medicine(GDPM)のNguyen Huy Nga元局長は、諸外国と比較して、必要回数のワクチン接種を終えた入国者に対して7日間の隔離を義務づけるのは慎重すぎるとし、国内の観光業の復活の妨げになると話した。

さらに、近隣諸国が外国人観光客の受け入れを再開し、隔離や医療規制がより緩和されたことから、7日間の隔離期間を短縮することを提案したという。

 

例えば、タイでは現在、ワクチンパスポートを保有する外国人観光客の強制隔離を免除しており、出発前に発行された新型コロナウイルスの陰性結果を提出することのみを必要としている。

 

また、ベトナム航空のNguyen Quang Trung氏も、感染状況が制御下にあり、ワクチン接種率が高い国・地域からの渡航者で、必要回数のワクチン接種を終えている場合には、隔離期間を免除または1日に短縮することを提案したという。

同氏は、海外から帰国する必要のあるベトナム国籍の帰国者だけが現在の規定通り隔離を講じ、外国人観光客を呼び込むために入国者への隔離期間は変更するべきだと述べた。

 

さらに、ベトナムがゼロコロナ政策からコロナとの共存に政策を変更したことから、国際線の再開は観光や投資、貿易の復活に必要なことだとしている。

同氏は、予防接種率の増加と高い検査能力により、外国人観光客を受け入れる際に地元の医療制度に過負荷をかけることについては心配する必要はないと述べた。

 

国際観光については、ベトナムの観光地として有名なキエンザン省、カインホア省、クアンナム省、ダナン市、クアンニン省が、国際観光再開へのロードマップとして今月から外国人観光客の受け入れが許可されている。

 

 

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