おすすめのプロモーション
幼児の口に布を詰め虐待、19歳女性に1年9ヶ月の禁固刑
<写真:©️Tuoi Tre>
ベトナム北部ホン(紅河)デルタ地方の南方に位置するタイビン省の省都タイビン市の人民裁判所は、生後11ヶ月の男児の口に布くずを詰めるなど虐待したとして、当時民間保育園の職員として働いていたLe Thi Lanh被告(19歳・女性)に対して1年9ヶ月の禁固刑を言い渡した。
裁判所は、Lanh被告の行為は刑法第12章「人の生命、健康、尊厳及び名誉に対する罪」の第110条「他人に対する虐待罪」に抵触すると結論づけた。
今回の裁判については、事案の内容がセンシティブなものであることから、裁判長による判決言渡し以外については非公開で行われた。
事件は今年4月6日、2020年7月に認可を得てタイビン市で運営されていた「Sao Viet保育園」で発生したという。
Lanh被告は、保育園で預かっているH.N.Nくんが泣いている際に、静かにさせようと口の中に布くずを詰め、手で叩いていたという。
その後、H.N.Nくんの母親が過去に同保育園で勤務していた別の保育士から、Lanh被告がH.N.Nくんを虐待している様子を映した動画を受け取ったことで事件が明らかになった。
H.N.Nくんは今年3月から同保育園に通い始め、その時から知らない人と接するのに怖がり始め、体重も減っていたという。
H.N.Nくんの母親は、6月28日にタイビン市警察に通報し、Lanh被告の行動について捜査するよう求めたという。
通報を受け、タイビン市当局は同保育園の運営停止を指示。
警察は、Lanh被告は保育園のオーナーであるLe Thi Huong Giang氏の妹だと特定した。
その後の捜査で、Lanh被告は保育士免許を持っていないことが判明した。
6月30日、Lanh被告は幼児に対する虐待を行なったとして起訴された。
裁判で、Lanh被告は起訴状に記載されている自身の罪を認めたという。
裁判官はLanh被告の罪について、世間に衝撃を与えた残忍な虐待行為を考えると、厳しい判決でなけれなならないとした。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。