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ベトナム、タイからの観光客を12月に受け入れへ ワクチンパスで
ベトナムは今月にもワクチンパスポートの仕組みを使用して、タイからの観光客を受け入れる方針だという。
ベトナム観光総局の局長が明らかにした。
ベトナム観光総局のNguyen Trung Khanh局長は、タイがプーケット・サンドボックス制度を使用してコロナ禍に外国人観光客の受け入れ実現に成功したことから、ベトナムもタイ政府とトラベルバブルの導入に向けた議論を進めていると話した。
プーケット・サンドボックス制度は7月1日からプーケットで開始された同国の観光再開計画の一環だ。
国際線でタイへ入国する新型コロナウイルスワクチン接種済みの外国人観光客は隔離措置が免除され、対象エリア内を自由に旅行できる仕組みだ。
ベトナム政府も国際観光の再開を模索しており、ワクチンパスポートの仕組みを使用した外国人観光客を受け入れる試験プログラムを実施している。
12月にも、タイや日本などを含めたワクチン接種率の高い15の国と地域との国際線の再開を計画している。
新型コロナウイルス前、ベトナムの観光市場においてタイ市場は最も成長率の高い市場だった。
2019年の訪越タイ人観光客は約50万9000人で、前年比46%増を記録した。
ベトナムでワクチンパスポートでの観光再開が試験的に開始されて3週間、クアンナム省やカインホア省、キエンザン省などで978人の外国人観光客を受け入れている。
12月末までに、ダナン市は新たに1万1500人の外国人観光客を受け入れる方針だ。
そのほか、カインホア省で9400人、フーコック島で3500人を受け入れる方針。
国内の大手旅行会社であるベトトラベルの最高経営責任者であるNguyen Quoc Ky氏は、ベトナムがコロナ禍に外国人観光客の受け入れをしたことはいいことだが、11月の受け入れ人数では観光業を復興させることはできないとした。
Ky氏は、2年近く続く国境封鎖で深刻な影響を受けている観光業の復興をするため、ベトナムの観光業において重要な市場である日本や韓国、東南アジア諸国とのトラベルバブルの導入をするべきだと主張した。
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