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ベトナム、新型コロナ治療薬3種類の緊急使用を承認 国内初
〈写真:VnExpress〉
17日、保健省は国内で初めてモルヌピラビルを含む新型コロナウイルス治療薬3種の緊急使用を承認したと発表した。
ベトナム保健省傘下の医薬品管理局の担当者によると、承認された3種類の治療薬は、ボストンファーマ社のモルラビル400(Molravir 400)、メコファー製薬のモビナビル200mg(Movinavir 200mg)、ステラファーム社のモルヌピラビルステラ400(Molnupiravir Stella 400)である。
これらの薬剤は、ベトナムで承認された最初の抗ウイルス剤となる。
医薬品および医薬品成分の流通登録に関する諮問委員会の責任者であるLe Van Truyen氏は、「国産モルヌピラビルの承認決定は、ベトナムが独自に新型コロナウイルス治療薬を製造できることを意味する。また、医薬品特許プール(MPP)がベトナムにこの薬の生産を許可しているので、著作権の問題もないだろう。」と述べた。
独占的な状況を避けるために、技術的に適格であれば、他の企業がモルヌピラビルを生産することを認めることも検討するという。
同氏は、「国内生産が許可されれば、モルヌピラビルの市場はベトナムで発展するだろう。以前、この薬が未承認で、保健省だけが感染患者への処方を許されていたとき、この薬は違法に販売されていた。同薬が承認された今、モルヌピラビル市場は保健省によって管理されるだろう。」と続けた。
モルヌピラビルは、ある種のウイルスのRNA複製にエラーを引き起こし、その複製を阻害するものである。その結果、ウイルスゲノムにエラーが蓄積し、複製が阻害されることになり、これはウイルスエラー・カタストロフィーとも呼ばれている。
同治療薬は、新型コロナウイルスの初期段階においてウイルス量を減少させ、重篤な症状や死亡に至るリスクを低減させるのに有効とされている。
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