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ホーチミン市保健局、子どもの感染状況により対面授業中止を提案へ
〈写真:Vietnam net〉
ホーチミン市保健局の代表者は、新型コロナウイルス小児感染者の重症例が1日あたり100人を超えた場合、ホーチミン市人民委員会に対して、対面授業の中止を検討するよう進言することを明らかにした。
22日午後、ホーチミン市保健局のTang Chi Thuong局長は、同市のパンデミックと経済回復に関する運営委員会の報告で、この1週間でホーチミン市の学校は、7505人の感染者数を記録し、そのうち706人が教師、6799人が生徒であることを明らかにした。
このうち、就学前の子どもは394人、小学校は2786人、中学校は1875人、高校と継続教育では1744人となっている。2月14日から現在まで、子どもの感染者数は前週と比較して3倍以上になっている。また、感染者が出た学校も117校から201校に増加した。
同局長によると、新型コロナウイルスに感染した子どもに対する治療準備として、市内の3つの小児病院に、呼吸蘇生措置を行う150床を含む合計450床が確保されている。
また、保健局では、新型コロナウイルスに感染した子どもの数が増加した場合、市内の小児病院での治療が優先されるようにシナリオを策定しており、小児患者数の増加に合わせて、小児科専門医を擁する地区病院を動員するなどして、病院の病床数を拡大する方針としている。
同局長は、病院での支援が必要な症例数と重症例数を注意深く監視し、呼吸補助を必要とする重症例の子どもの数が1日あたり100例を超える場合は対面授業を中断するように同市人民委員会に迅速に進言するとしている。
同市では、市内3つの小児病院に「遠隔相談」の電話番号を設け、教師や患者の親族の相談への迅速な対応、保健所職員に報告すべき症状の認識、初期治療、学校で感染者が出た場合の対処手順、12歳以下の子どもに対する予防接種計画の実施準備など、子どもの新型コロナウイルス感染の状況に対処するための対策強化を進めている。
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