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薬局で新型コロナ治療薬の販売を開始 ホーチミン市
〈写真:Tuoi Tre〉
ホーチミン市では、市内の薬局で一定の条件下で新型コロナウイルスの抗ウイルス剤の販売を開始した。
24日の朝、同市の多くの薬局は、人々が新型コロナウイルス治療薬を買うために殺到し、混雑に見舞われた。
ビンタイン区のLong Chau Pharmacyでは、23日午後5時から、ボストンファーマ社の「モルラビル400mg」とステラファーマ社の「モルヌピラビルステラ400mg」を1箱25万ドン(約1250円)で販売している。
購入希望者は、医師の処方箋か、現地の医療機関が発行した感染患者であることを証明する書類の薬剤師への提示が必要となる。
Long Chau Pharmacyの担当者によると、販売開始当初は、多くの顧客が購入条件を知らなかったため、販売することが出来なかったが、24日朝にはほとんどの購入者が必要な書類を用意して来店したという。
写真:治療薬の購入条件を伝える案内板
別の大手薬局チェーンPharmacityでは、24日時点で限られた店舗でのみ治療薬を販売しており、販売していない店舗へは、いつ薬が入荷するかは不明だという。
17日、保健省傘下のベトナム医薬品管理局(DAV)は、国内で生産された新型コロナウイルス治療薬3種に流通ライセンスを付与した。
これらの3種はボストンファーマ社が製造する「モラビル400mg」、メコファー製薬が製造する「モビナビル200mg」、ステラファーマ社が製造する「モルヌピラビル ステラ 400mg」である。
これらの治療薬の有効成分はいずれもモルヌピラビルであり、軽度〜中等度の感染症の治療に使用される。
23日、DAVは「モビナビル200mg」の価格を1錠8675ドン(約43円)、「モルラビル400mg」の価格を1錠11,500ドン(約58円)、「モルヌピラビルステラ400mg」の価格を1錠12,500ドン(約63円)と設定した。
ただし、小売価格は、各薬局の運営費、人件費、配送費などにより変動する。DAVは、近日中に小売価格の上限を公布する予定としている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。