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ベトナムで活躍する日本人Youtuber、映画に出演
〈写真：aNcari Room Akariさん提供〉
14日、ベトナム政府の通信社であるベトナム通信社は、「aNcari Room」を運営する日本人Youtuber Akariさんについて「日本の視聴者にベトナムを広め大きな貢献をした」として報道した。
ホーチミン市在住のAkariさんは、有名なベトナム人歌手である故チン・コン・ソンさんの伝記映画「Em và Trịnh」でソンさんの恋人役に抜擢された。
Akariさんは「ベトナムを好きになったのは、本当に偶然のことであり、来越当初は、自身が映画に出演するとは夢にも思っていなかった」と話す。
彼女は大学在学中にベトナム人留学生と親しくなったことをきっかけに、ベトナムについてもっと知りたいと思うようになり、何度かベトナムを訪れた後、2016年にホーチミン市でのキャリアをスタートさせた。
来越当初はトンドクタン大学でベトナム語を学びながら、ベトナムを知るために地方や都市を旅をしたという。
彼女は当時のことを振り返り「ベトナムでの旅は、私を完全に変えてくれました。内向的だった私が、徐々に自信を持ち、YouTuberになるなど、今までやったことのない多くの新しいことに挑戦することができました。」と語っている。
現在、彼女はベトナムのライフスタイル、文化、料理に関するYouTubeチャンネルを運営している。
AkariさんのYouTubeチャンネル「aNcari Room」では彼女が流暢にベトナム語で歌う動画が多数上げられており、多くのベトナム人ファンからも賞賛の声が寄せられている。
彼女の最新の作品は冒頭でも紹介した、ベトナムの著名な歌手、故チン・コン・ソンさんの伝記映画「Em và Trịnh」である。
ソンさんの恋人であった日本人吉井美知子さん役のオーディションを受けることになった際、当時は演技の経験もなく、ベトナムのミュージック・アイコンを題材にした大作と知り非常に緊張したという。
ソンさんと美知子さんのラブストーリーは、ベトナムではジョン・レノンとオノ・ヨーコになぞらえられることがある。
二人が初めて出会ったのは1980年のパリ。その後、ベトナムで再会した2人はすぐに恋に落ち、結婚も考えた。しかし、結婚の習慣や儀式について二人の間で意見の相違があり、結婚は中止となった。
Akariさんは、デビューに向けた演技指導、チン・コン・ソンさんの歌の練習と非常に大変だったが、プロデューサーや周囲の励ましにより自信を持つことができた、として「この映画のキャストとスタッフの皆さんには、本当に感謝しています。」と話す。
今後の予定についてAkariさんは、映画での活躍の場が増えること、そして彼女のYouTubeチャンネルがベトナムと日本の文化的な差を埋める架け橋となることを望んでいる。
※AkariさんのYoutubeチャンネル「aNcari Room」はこちら▼
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
