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2030年にかけて輸出成長率6〜7%を目標 ベトナム

2022年04月26日(火)14時30分 公開
2030年にかけて輸出成長率6〜7%を目標 ベトナム

〈写真:Vietnamnews〉

 

ベトナムは、政府の輸出入に関する戦略を受け、2021年〜2030年の間に平均輸出成長率6〜7%を達成することを目標に掲げた。


具体的には、2021年〜2025年までの年間平均輸出成長率を8〜9%、その後の5年間を5〜6%とする目標を掲げている。


一方、輸入の年間平均成長率は、2021年〜2030年にかけて5〜6%と予想されている。2021年〜25年にかけては7〜8%、その後の5年間は4〜5%の成長率となる。


この戦略の下、同国は2025年までに貿易収支を、2030年期までに持続可能な貿易黒字を達成することを期待している。


製造加工品は、2025年までに輸出高の88%、2030年までに90%を占め、輸出される中・ハイテク製品の割合は、2025年までに約65%、2030年までに70%に達する見込みである。


政府は、この戦略に従って、付加価値の高い、ハイテク、グリーン、環境に優しい製品の比率を高めることを目標としている。


さらに、一市場への過度な依存を避け、健全かつ合理的な二国間貿易収支を確保するため、輸出市場の多様化を進める方針である。


自由貿易協定(FTA)における国際経済統合の約束がもたらす機会を効果的に活用し、EU、日本、韓国、ASEANなどの主要市場への輸出を拡大するとともに、米国、ロシア、インド、アフリカ、中東、中南米などの潜在市場への深耕も戦略の一部である。


統計局の最新情報によると、第1四半期は輸出入ともに好調に推移した。

 

貿易総額は前年同期比14.37%増の1763億5000万ドル(約22兆5941億円)で、輸出は12.9%増の885億8000万ドル(約11兆3489億円)、輸入は15.9%増の877億7000万ドル(約11兆2451億円)であった。

 

主要輸出品のほとんどが高成長を達成し、貿易収支がプラスに浮上した。

 

米国、EU、日本、韓国などの主要市場では、ベトナム製品の輸入が増加した。米国は今年第1四半期にベトナムの最大の輸出市場となり、収益は255.7億ドル(約3兆2760億円)で、前年同期より15%増加した。

 

米国への輸出は112億1000万ドル(約1兆4362億円)に達し、16.3%増、ASEANは81億ドル(約1兆377億円)で19.9%増、韓国は62億6000万ドル(約8020億円)で21%増、日本は54億ドル(約6918億円)で10.6%増となった。


輸出量、輸出額ともに増加し、特に農産物、原油、肥料、プラスチックが増加した。


専門家は、新世代のFTAの施行により、年末までに輸出入総額は過去最高の7000億ドル(約89兆6847億円)に達すると予測している。


商工省は、ベトナムが今年貿易黒字を維持し、輸出が6〜8%成長して約3630億ドル(約46兆5079億円)に達することを目標としている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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