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建設省、アパート所有上限を50〜70年に設定するよう提案

2022年06月06日(月)14時48分 公開
建設省、アパート所有上限を50〜70年に設定するよう提案

〈写真:VnExpress〉

 

ベトナム建設省は、居住者の安全を確保するために、アパート所有権に50〜70年の上限を設けることを検討している。

 

この上限設定により、アパート所有者は建物の寿命が尽きると同時にその資産所有を終え、寿命を迎えた建物は新しいプロジェクトのために取り壊されることを意味している。

 

ただし、寿命を迎えたアパートの所有者は、新しいビルが建設されたときに同じ地域に移転する権利、つまり、そのビルで新しいアパートを購入する権利を持つ。

 

同省によると、多くの人が住むアパートの品質は時間とともに悪化し、それに伴い安全条件も悪化する。

 

上限期間は認可された建設設計によって異なり、質の高いプロジェクトであれば80〜90年になる可能性もある。

 

同省は、この上限設定にあたって他国の規制を参考にしている。

 

中国は、アパートの所有期間を50〜70年に制限している。タイは30年に制限しているが延長を認めている。シンガポールとアメリカは99年を上限とし有料で延長を認めている。

 

この提案には住民や専門家から、「多くのベトナム人はアパートの所有権が永遠に続くと期待しており、所有権の上限設定はアパート購入を鈍化させる可能性がある」と反対の声が上がっている。

 

同省によると、同提案はアパート購入を鈍化させ、戸建て住宅を買うように促すものではなく、アパートの価格を下げ中程度の所得層が一定期間アパートを所有できるようにする政策である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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