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メトロ1号線の運営会社、資金不足により数ヶ月間にわたり給与未払い

2022年06月23日(木)12時47分 公開
メトロ1号線の運営会社、資金不足により数ヶ月間にわたり給与未払い

〈写真:VnExpress〉

 

ホーチミン市は2023年末までにメトロ1号線を開通させるために人材育成、技術移転を進めているが、資金不足に陥り、従業員の給与支払いが数カ月間遅延している。

 

メトロ1号線(ベンタイン〜スオイティエン間)の運営を行うホーチミン市都市鉄道1号線有限会社(HURC1)は、政府機関に提出した公式文書の中で、2021年8月から資金が不足していることを明らかにした。

 

同社の従業員の給与や保険は数ヶ月にわたり支払われていない。

 

昨年末、ホーチミン市は首相と関連省庁に対して、HURC1がメトロ1号線の運行準備を整えるための予算を前倒しで確保するよう要請した。しかし、計画投資省からは異なる指示が出ており、まだ予算の確保は行われていない。

 

HURC1はホーチミン市人民委員会傘下で、メトロ1号線の運行・管理・保守のための人材育成を目的に2015年に設立され、事務機器購入や業務のために140億ドン(約8187万円)の定款資本が付与された。

 

ベトナム政府と日本の国際協力機構(JICA)間の協定によると、メトロ1号線の商業運転開始前にHURC1は収益を得られないため、ホーチミン市が運営予算を手配することになっているが、同社に設立時以降の運営費は付与されていない。

 

メトロ1号線は、1区のベンタイン市場からトゥードゥック市のスイティエン公園までの全長20キロ、総投資額43兆7000億ドン(約2555億5691万円)以上である。このプロジェクトは2012年に開始され、当初の計画では2018年の完成予定であったが、度重なる遅延を受け、2023年末に商業運転を開始する予定である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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