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航空会社がクイック・チェックインを提供、不平等を懸念する声も
〈写真:VnExpress〉
航空各社がホーチミン市のタンソンニャット国際空港で有料のクイックチェックインサービスを提供しており、不平等を懸念する声が上がっている。
同空港の国内線ターミナルは混雑しており、ベトジェットエア、ベトナム航空、パシフィック航空などの航空会社は、長い行列を避けたい乗客に対して優先チェックインを有料で提供している。
17日にはベトジェットのブースで10万8000ドン(約636円)のクイックチェックインサービスが提供された。
ハノイ市に向かう途中のキエンさん(32)は、「家族が長く待たなくてすむように、このサービスにお金を払った」と語る。
国内線、国際線ともに航空券を予約する際、またはフライトの3時間前までに申し込めば、この「エクストラサービス」を享受することができる。
バンブー航空では国内線は10万ドン(約589円)、国際線は14万ドン(約824円)でクイックチェックインができる。
バンブー航空の担当者によると、このサービスは顧客の要望に基づいて開始されたもので、強制的なものではない。
便利なサービスではあるが、乗客の中にはこのサービスを差別的だと考える人もいる。
乗客のヌンさんは「航空会社は追加料金を取ることなく、全体として顧客サービスを向上させるべきだ」と指摘する。
同空港の担当者によると、クイックチェックインサービスは航空会社が独自に展開するもので、空港税や手数料には含まれない。
同様のサービスはハノイ市のノイバイ国際空港でも提案されていたが、不平等を助長するとして不評を買っていた。
ベトナム航空局は19日、これらのサービスの影響を評価するための会議を開催した。
夏場の旅行需要の高まりにより、タンソンニャット国際空港とノイバイ国際空港の利用者数は、2019年のパンデミック前のレベルまで上昇している。
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