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経済回復に伴う事業拡大、多くの企業が人手不足に直面
〈写真:VnExpress〉
ベトナム国内では人手不足が深刻化しており、様々な業種の企業が人材採用で困難な状況に直面している。
人材紹介プラットフォームのアデコが最近発表したレポートによると、製造業者による中国からの拠点移管や、EUや日本、韓国との貿易協定によって人材需要が高まりを見せており、ベトナムや東南アジアの市場が外資製造業にとって魅力的な市場として注目を集めている。
不動産コンサルタント会社のColliers Vietnamによると、第2四半期にハノイ市、ホーチミン市、ダナン市の工業団地では90%の稼働率を記録しており、この傾向を裏付ける結果となった。
ベトナム南部ロンアン省にあるロンハウ工業団地では、今年の上半期で採用需要が30〜40%増加している。
人材紹介プラットフォームのNavigosによると、リース、工業用不動産、投資マネージャーは需要の高い仕事であるが供給が少なく、企業は人材不足により困難な状況に直面している。
Navigos傘下の求人サイトVietnamWorksでは、上半期で求人情報が前年同期比20%増の6万5000件超となった。
同サイトで最も求められている分野はテクノロジーで、金融・投資、営業がそれに続いた。また、ソフトウェア開発者やデータ技術者なども人気職種となっている。
労働・傷病兵・社会問題省によると、第1四半期には採用需要のほぼ10%に相当する12万人の労働者が不足し、例年より2〜3ポイント高い状態であった。
また、人材紹介プラットフォームのViec Lam Totによると、3月以降には高技能労働者、工場労働者、荷主、販売員、ホテル・レストランスタッフなどが供給不足を記録する人気職種となっている。
ベトナム商工会議所は先週発表した報告書の中で、130万人の電子機器労働者の多くが価値の低い製造業に分類される単純作業を行っていることを明らかにした。
国際労働機関と提携して実施された同報告書によると、調査対象となった企業の60%が熟練労働者の不足を「中程度から深刻な」課題とし、50%が専門監督者や管理能力の不足を「大きな課題」として回答している。
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