ホーチミン市中心部での小さな戸建ての購入がトレンドに

2022年08月03日(水)15時44分 公開
ホーチミン市中心部での小さな戸建ての購入がトレンドに

<写真:Tuoi Tre News>

 

貯蓄が限られている多くの人は、郊外のアパートではなくホーチミン市中心部にある10平方メートル以下の小さな戸建てを好んで購入する傾向がある。

 

このセグメントにはまだ独自の市場シェアがあり、実際に小さな戸建てを購入した者によると、職場や子供の学校への近さといった利便性を優先して小さな戸建てを選択する人が多い。

 

同市在住のダオさんは、老後の母親との同居や賃貸住宅に一生賃料を払い続けることを考えると小さな戸建てが1番の選択肢であるといい、同市中心部で30億ドン(約1716万円)以下の戸建てを探している。

 

同市フーニャン区在住のトゥアンさん(40)は所有する古いアパートを売却し、戸建ての購入を検討している。住環境をデザインすることが好きという彼は、小さな戸建てを購入して改装することを夢見る。

 

しかし、良い小さな戸建てを探すのは簡単ではなく、内見に行けば家の幅が小さなマットレスが収まる程度であったり、狭い路地にある屋根裏部屋のような壁を共有する老朽化した家であったり、近所の人たちが大声でカラオケを歌う住環境であったりする。

 

こうした多くのデメリットがあるにもかかわらず、小さな戸建ては投機家や住宅購入者にとって依然として魅力的なものとなっている。ベトナムの投機家たちは大きな家を買うよりも、資金を少額に分割し小さな家を複数購入することを好む。

 

小さな戸建ての購入にはトラブルも多く、購入後に土地使用権証明書の問題や紛争問題、抵当権が設定されていることが発覚したりすることがあるため、住宅購入者は慎重に情報を入手し、売り手や仲介業者に家の写真や法的書類を送ってもらい実際に見てみる必要がある。

 

ホーチミン市不動産協会のレ・ホアン・チャウ会長によると、小さな戸建ての購入は投資トレンドであり、実際の需要でもある。小さな戸建ての購入希望者は合法性と計画情報を勉強し、その家がプロジェクトの境界線内にあるかどうかを知るために、合法性と計画情報を調査する必要がある。
 

 

 

 

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