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保健省、ベトナム国内の医薬品不足に関する実態調査を開始
〈写真:VnExpress〉
保健省は現在の医薬品の供給と使用状況を調査し、地方における医薬品や医療品の不足を調査することを目的として4つのチームを結成した。
今回結成されたチームは、同省医療サービス管理局のルオン・ゴック・クエ局長と3人の副局長によって率いられ、クエ局長は紅河デルタの25の省・市と北部の中山間地域の視察を指揮する予定である。
他の3チームは、北部と中部の海岸沿いの14地域、中部高原と南東部の11地域、メコンデルタの13地域をそれぞれ視察する予定である。
各チームは少なくとも地方の総合病院、地方の専門病院、地方の病院・医療センターを1カ所ずつ視察し、いくつかの病院における医薬品や医療機器の供給と使用の実態を記録することを目的としている。
また、医薬品や医療用品、機器の不足が診察や治療の質、患者や医療スタッフの満足度に与える影響についても評価を行う。
同省によると、各チームの視察を通して課題の特定を行った後、中央と地方の管理レベルに対して不足を解消するための解決策が提案される。
ベトナム国内では現在、重症患者を治療するための多くの抗生物質、向精神薬、循環器系薬剤、高血圧、抗炎症薬といった医薬品や医療用品が全国の病院で不足しており、患者が特定の医療処置が受けられない状態となっている。
不足の原因は一部医薬品の流通登録番号の失効、深刻な国家管理者の不足、書類処理の困難さにもあるとされている。
また、国の集中入札や薬価交渉も遅れの原因となっており、一部の地方では集中入札に頼らず独自に入札をまとめるように病院への指示を行っているが、順調には進められていない。
複数の保健当局者や病院幹部は、複雑な入札手続きとパンデミック後の低い財政能力が現在の供給危機の大きな原因であると指摘する。
保健省は各病院がミスをすることへの不安や恐怖、検査やテストへの恐怖があることを認めており、最近、多数の関連規制の撤廃を提案する報告書を首相に提出した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。