死後の臓器提供に前向きなベトナム人が増加

2022年08月10日(水)09時53分 公開
死後の臓器提供に前向きなベトナム人が増加

<写真:VnExpress>

 

ベトナムでは臓器提供の登録者数が年々増加し、2022年には5万人近くに達した。

 

2014年の国立臓器移植センター設立時には、登録者はセンター職員やスタッフ、医療従事者を中心としたわずか200人であった。

 

その後、2017年には2万人以上、2021年には4万6000人以上と増加し、現在は5万人近くになっている。

 

同センターのドン・バン・ヘー所長によると、ベトナムでは死後の世界に備えて完全な状態で死ぬべきだという死生観が強く、体の一部を共有することに積極的ではない。

 

しかし、近年になって脳死後のドナー提供に関する多くの「感動的な」物語が、人々の死に対する見方を変えるきっかけになっているという。

 

ベトナムの臓器提供の現状は世界の潮流と全く逆であり、臓器移植の95%は生きている人がドナーで、亡くなった人から臓器提供を受けるのは5%に過ぎない。

 

ベトナムでは1992年に最初の臓器移植が行われ、現在では6500件の臓器移植が行われている。

 

 

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