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HIV完治を約束、40億ドンを騙し逃走した男を逮捕
<写真:VN Express>
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)患者に「オーストラリアに治療法がある」と完治を約束して騙し、40億ドン(約2426万円)を奪って逃走する事件が発生した。
ホーチミン市警察は14日、ホー・ヴァン・トアン容疑者を詐欺と文書偽造の罪で拘束した。
捜査情報によると、トアン容疑者は2018年にNさんと知り合った。
NさんがHIVの検査で陽性判定を示した際に、トアン容疑者はオーストラリアが治療薬を発明し、東南アジアで実験していると嘘の話を伝えた。
トアン容疑者はNさんに9000万ドン(約55万円)で治療枠を用意すると約束するとともに、オーストラリアに住む自身の父親が治療期間中のNさんとその家族の面倒を見ることを約束した。
Nさんは家族と相談した後にトアン容疑者の提案に同意し、Nさん家族は2018年12月〜2020年末の間に輸血機械と治療薬、専属医師、航空券などの費用として40億ドン(約2426万円)近くを支払った。
トアン容疑者は治療がうまく行かなければ代金を返金すると話していた。
Nさん家族は具体的な返答が無いまま2年間待たされた後、トアン容疑者に返金を求めた。しかし、同容疑者は言い訳を重ねて返金を遅らせたという。
その後、トアン容疑者はテクコムバンクの口座を通じてNさんに送金したことを示す銀行書類を偽造し、Nさん家族に返金した旨を伝えた。
しかし、Nさんとその家族は送金されたお金を受け取っておらず、トアン容疑者を詐欺師として警察に通報した。
警察によると、トアン容疑者は自身の借金返済のためにNさんを騙し、身元を隠すため書類を偽造してNさん家族に渡していた。
ホーチミン市警察はNさんの他にもトアン容疑者に騙された人がいる可能性があるとして、更なる捜査を行なっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。