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ハノイ市の国立歯科病院、麻酔薬不足で閉鎖の危機
2022年09月19日(月)09時13分 公開
<写真:Unsplash>
ハノイの国立歯科口内科病院に所属する医師によると、国内最大の施設である同院は麻酔薬の不足によって閉鎖せざるを得ない可能性がある。
同院のファム・タイン・ハー副院長は麻酔薬の在庫が2週間程度で底をつき、代わりの麻酔薬の入手が困難であることを明らかにした。
外来診療の3分の2が麻酔薬を必要としており、閉鎖のリスクが「非常に高い」状況である。
ベトナムに麻酔薬を輸入している製薬会社は数社あるが、販売ライセンスが更新されていない。
同副院長によると、同院は医薬品の輸入と流通の手続きを簡素化するように保健省へ支援を求めているが、回答は得られていないという。
ベトナムでは医薬品の販売ライセンスは5年間で失効し、事業者は新しいライセンスの登録のためにさまざまな手続きを行う必要がある。
このライセンス更新手続きは2年間のパンデミックの影響によって医療タスクフォースが手薄になり、大きな遅延が生じている。
同国では今年4月以降から医薬品や医療機器の不足に悩まされており、ハノイ市のバックマイ病院やホーチミン市のチョーライ病院でも同様の理由で薬品が不足している。
また、一部の病院では注射針や特定の薬剤などの基本的な設備さえ不足する状態となっている。
こうした状況はライセンス更新遅延の他、医薬品や医療用具の入札手続きにも原因があるとされている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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