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ハノイ・ホーチミンで病床不足、子どもの呼吸器疾患急増で
<写真:VN EXPRESS>
ハノイ市のバックマイ病院の小児科センター長であるグエン・タイン・ナム氏は、過去1か月間でインフンザ、鼻咽頭炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器疾患の子ども約130人に治療を提供してきたことを明らかにした。
同様の状況が同市内のベトナム国立小児病院と国立熱帯病病院でも記録されている。
13日、P.V.Q.さんの息子(1)は私立病院で肺炎と診断され入院が必要な状態であったが、その診療所ではすでにベッドが不足していた。
P.V.Q.さんはその後、息子をベトナム国立小児病院に連れて行ったが、同病院も患者でいっぱいだったという。
ホーチミン市では第1小児病院、第2小児病院、およびホーチミン市小児病院から子どもの呼吸器疾患急増が報告されている。
第1小児病院呼吸器科のTran Anh Tuan氏によると、同病院では呼吸器疾患を持つ子ども約200人に治療を提供しているが、呼吸器科には病床が120床しかない。
また、同氏は「呼吸器疾患の子どもは通常毎年8月〜11月にかけて急増する。保護者は過剰な心配をせず、予防と世話に集中して欲しい」と説明した。
この時期の変わりやすい天候と空気中の高湿度によって子どもは咳、発熱、細気管支炎、肺炎などの症状を起こしやすくなる。
Tuan医師によると、細気管支炎は6歳未満の子ども、特に生後6か月未満の子どもに多く見られ、第一段階の一般的な症状は鼻水、軽度の咳、および 1〜2日間の発熱である。細気管支炎はしばしば長引く咳を引き起こし、抗生物質が効果的ではないため、治療を継続する必要がある。
さらに、新学期開始が間近に迫り、新型コロナウイルス感染者の増加についての懸念も高まっている。
第2小児病院で新型コロナウイルス治療を担当しているDo Chau Viet氏によると、新型コロナウイルス感染者の数は過去2週間で2倍に増加している。
主に基礎疾患が原因で入院を必要とする感染患者が毎日約3人発生しており、軽症患者は自宅療養が勧められている。
ホーチミン市保健局によると、同市では最近になって非常に多くの子どもたちが新型コロナウイルスに感染しており、そのほとんどはワクチン接種を受けていない。13日時点で新型コロナウイルスの予防接種を受けている5歳〜12歳未満の子どもは51.2%だという。
保健局は感染者数が再び増加傾向にある中での新学期開始という状況を受け、ワクチン接種率の低さに懸念を示している。新学期開始時の新型コロナウイルス感染リスクを抑えるため、子どもへのワクチン接種が推奨されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。