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ベトナムの成長率予想を7.6%に上方修正:HSBC
<写真:VnExpress>
金融機関HSBCはベトナムの広範な回復と製造業の大幅な改善を受け、今年のベトナムの成長率予測を7.6%に引き上げた。
HSBCベトナムのティム・エバンスCEOによると、同国の製造業の状況はASEANの改善傾向に沿って大幅に改善されており、製造業部門の健全性が確実に向上していることを示唆している。
ベトナムは最初の9ヶ月間で8.83%という11年ぶりの高い成長率を記録しており、広範な回復と完全な再開、内需の回復によって製造業と輸出は高騰を続けている。
EuroChamのAlain Cany会長は「世界銀行が世界全体の成長率を2.8%、ベトナムの成長率を7.2%としており、引き続き高い成長率が見込まれている」と述べ、世界的な不確実性が続いている一方で同国が高い成長率を維持していることを指摘した。
同会長はまた、輸出志向の製造業と海外直接投資がベトナムの経済成長を牽引しており、同国の高品質で安価な労働力を考えれば、外国人投資家が製造業の拠点を同国に移したいと考えることは当然であると述べている。
EuroChamのメンバーであるLEGOはビンズオン省に10億ドル(約1484億円)を投資して、ベトナムで初となる工場を建設する予定である。AppleのサプライヤーであるPegatronも同国に最大10億ドルを投資する計画であり、Foxconnはバクザン省の製造施設アップグレードに3億ドル(約445億円)を投じた。
ベトナムが更に多くのFDIを誘致するためにはビジネスをよりシンプルにする必要があり、法的枠組みや行政手続き、ビジネスインセンティブに高い優先度を与えることが絶対条件である。
また、3000キロメートル以上の海岸線を持つ同国は気候変動に対して非常に脆弱であり、官民の投資家はグリーン転換を加速させる必要がある。
EuroChamの同会長はグリーン・トランスフォーメーションやインフラの改善、デジタル開発、輸出志向の製造業におけるグローバルなバリューチェーンの向上など、すべての主要分野でベトナムを発展させるには官民が一体となって同国の人的資源能力を高める必要があると指摘する。
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