米兵になりすまして金銭を騙し取る、被害額は4億5300万ドン以上
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ベトナム中部高原地方ダクノン省の男性が、米兵になりすましたFacebook上の友人に金品の受け取りを頼まれた後、4億5300万ドン（約267万円）以上を騙し取られる事件が発生した。
ダクノン省人民検察院は25日、クジュット（Cu Jut）郡在住のHさん（42）が詐欺師に騙された事件に関する報告を行った。
Hさんは以前、Facebook上でシリアの国連平和維持軍で働くアメリカ人兵士を自称する「Riva Kumar」という人物と友人になった。
その後、Kumar氏は「自身が所持する大金と金塊を送りたい」としてHさんに金品受け取りの代行を依頼し、Hさんは承諾した。
9月26日、Hさんは女性から電話を受け取り、金品がタンソンニャット国際空港に到着した旨と輸送費1300万ドン（約7万7000円）を支払うように伝えられた。
Hさんが送金を済ませた約20分後に女性から再び電話があり、税関に大金が見つかったとして5300万ドン（約31万2000円）を送金するように求められた。
2回目の送金を終えると「箱の中に大量の米ドルがあるため送金を続けてほしい」と求められ、Hさんは銀行へ行って1億3700万ドン（約81万円）を送金した。
その後、女性はさらに2億5000万ドン（約147万円）を送金するように依頼し、Hさんは引き続き送金の依頼に応じた。
Hさんが2億5000万ドンを送金した後に再び電話があり、「警察が箱の中から大量の金と米ドルを見つけたので、さらに5億100万ドン（約295万円）を送金するように」と伝えられた。
しかし、この時点でHさんはすでに合計4億5300万ドン（約267万円）以上を送金しており、現金が足りなくなったため振り込むことはできなかった。
その後、米ドルと金を受け取ることはなく、Kumar氏や女性にも連絡が繋がらなくなったため、HさんはCu Jut郡警察に通報を行った。
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