ホーチミン市の不動産価格下落、今後数ヶ月続く可能性
＜写真：VnExpress＞
多くの個人投資家は10月にホーチミン市の土地や家屋の売り出し価格を約30％引き下げ、企業は低迷する売り上げを伸ばすために40～50％の割引を行った。
10月上旬、個人投資家であるニエンさんはトゥードゥック市にある大型プロジェクトのアパートを18億ドン（約1066万円）で売却したが、約2年前の購入時に支払った価格から5億ドン（約296万円）以上下落している。
また、別の投資家は10月にホーチミン市カンゾー郡の土地600平方メートルを210億ドン（約1億2444万円）から180億ドン（約1億663万円）に値下げして売却した。
トゥードゥック市チュオントーの集合住宅プロジェクトは、定価を1平方メートルあたり約6500万ドン（約39万円）と発表していたが、購入者が即時支払いを行う場合は43％の割引が適用されるという。
ドンナイ省でプロジェクトを展開しているホーチミン市のある不動産会社は、過去2週間で最大50％の値引きを提示している。
ベテランの不動産ブローカーによると、土地やアパート価格が急落しているのは投資家が流動性を失っているためであり、多くの顧客はさらなる下落を待っている状態だという。
こうした投資家の様子見状態が続けば、今年末の販売ピーク時に不動産市場の購買力に悪影響を与える可能性がある。
Viet An Hoa Real Estate Investment JSCによると、過去数ヶ月間の信用収縮や社債管理、金利上昇、流動性低下による困難が不動産市場を厳しい資金不足の状態に追い込んでおり、不動産価格下落の波は今後の数ヶ月も続くことが予想されている。
最近の不動産市場に関するセミナーでは、経済学者のディン・テェ・ヒエン氏が土地や住宅価格の下落が長期化し、一般的な下落率は10％〜20％に及ぶと警告していた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
