おすすめのプロモーション
世界的な経済危機、ベトナムの輸出を引き下げる
<写真:VnExpress>
いくつかの主要輸出市場における高インフレの影響で注文がなくなり、ベトナムの衣料品や繊維製品、水産品、木工品の生産が鈍化している。
ベトナム国内の衣料品や繊維企業は7月以降に海外パートナーからの受注が減少している。
Vietnam National Textile and Garment Group(Vinatex)によると、同社の関連会社は10月までは受注があったが、11月と12月はゼロであったという。
需要は改善の兆しがなく、燃料や綿花の価格上昇により今年に入ってからコストが上昇しているため、糸市場は厳しい状況が続くとみられる。
Viet Dragon Securitiesは衣料品と繊維の企業は2023年の第1四半期まで苦戦が続く可能性があると予想する。
SSI証券によると、多くの企業が第1四半期の受注を開始しているが、米国とEUの高インフレが原因となり、生産能力を大きく下回る水準である。
ベトナム水産物輸出生産者協会(VASEP)のホー・クオック・ルック前会長は、インフレやエネルギー危機進行による西欧の倉庫コスト上昇、他国との競争激化によってエビ・クルマエビ取り扱いを中心とした水産物輸出業者は2023年半ばまで苦境に直面すると予想している。
衣料品および繊維製品の輸出は31.9%、木材および木工製品は21%、携帯電話および部品は18.1%、水産物は13.7%減少した。
VnDirect証券は第4四半期のGDP成長率が対外的な困難の出現により5.6%に減速すると予想しており、輸出とFDI流入も今後の四半期に低迷する可能性があるとしている。
Song Huong Foodsのグエン・レー・クオック・トゥアン総責任者は、インフレと銀行貸出金利の上昇によって借入コストが増加し、近い将来にベトナム企業は市場拡大が困難になると指摘する。
しかし、外国人投資家は長期的な成長を促進するいくつかの基本的な要因は依然として良好であると述べている。
ベトナムに進出している欧州企業の景況感のバロメーターであるビジネス環境指数(BCI)を毎年作成しているDecision Labによると、ベトナムは低インフレや信用度の向上、GDPの継続成長によって多くの他国よりもバラ色の見通しを持っているという。
最近になってBCIは低下しているが、依然として平均を上回っており、EuroChamのメンバーの約42%は2022年の残り期間にベトナムへのFDI流入がより強くなると予想している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。