ホーチミン市ビンタン区、建設違反摘発にAIを導入

2022年12月29日(木)10時31分 公開
ホーチミン市ビンタン区、建設違反摘発にAIを導入

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市ビンタン(Binh Tan)区のヴー・チー・キエン副議長によると、同区は建設分野における違反行為の特定に人工知能(AI)を適用する予定である。

 

使用されるAIは同区が同市天然資源環境局傘下の情報技術センターと共同で開発したもので、最新と過去の航空写真を重ね合わせる方法を用いて、建設の安全性に違反するプロジェクトがあった場合に警告を発するものとなっている。

 

AIによる警告情報をもとに担当者が直接現地を視察、建設計画や関連書類を確認し、違反の可能性があるものを発見する。

 

人口80万人以上が住むビンタン区は、トゥードゥック市に次いでホーチミン市で最も人口の多い地区である。

 

キエン副会長によると、ビンタン区はホーチミン市内で最も都市化が進んでいる地区の1つであるが、建設プロジェクト数の急増にともなって多くの違反が発生している。

 

同区では毎年平均して6000件以上の建設ライセンスを発行しているが、すべてのプロジェクトを検査できるほどの職員がおらず、違反が発見されないまま放置されている状態である。

 

同区の各街区は400〜500haの面積を持ち、5万人以上の人口を抱えるが、建設検査官は3人ほどしかいない。

 

 

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