ホーチミン市が新型コロナ対応訓練を実施、テトの感染拡大に備える

2023年01月16日(月)11時27分 公開
ホーチミン市が新型コロナ対応訓練を実施、テトの感染拡大に備える

<写真:Unsplash>

 

ホーチミン市保健局はテト(旧正月)休暇中に新型コロナウイルスの感染状況が悪化した場合に備え、17日から対応訓練を実施する予定である。

 

同局は世界的に大流行しているオミクロン派生型「XBB系統」の出現を受け、新型コロナウイルス患者の受け入れと治療に向けてあらゆるリソースを準備するという声明を発表した。

 

同声明では1月20日〜26日の間に「XBB系統」が検出されたというシナリオで、対応訓練を実施する計画であることが明らかにされた。

 

同シナリオでは新型コロナウイルスによる入院患者数が3~4倍に増加し、死亡者は記録されないが重篤な患者も増加する。また、ホーチミン市熱帯病病院ではICU70床のうち50床、同市内の総合病院や専門病院のベッドも半数近く埋まった状態が想定されている。

 

このような状況下を想定した訓練が実施され、特別作業チームによる保健局への報告、保健局による新型コロナウイルス予防・管理運営委員会の召集、重症患者の治療に向けた第13野戦病院の再開までが行われる。

 

同局は訓練終了後にホーチミン市疾病管理センターおよびホーチミン市熱帯病病院と連携し、訓練から得た教訓を同市の医療システム全体に提供し、結果を同市新型コロナウイルス予防対策運営委員会に報告する予定である。

 

国家とホーチミン市の新型コロナウイルス予防対策運営委員会は同市の医療部門に対し、テト休暇中に新型コロナウイルスが再発流行した場合の緊急事態に常に備え、「XBB系統」に率先して対応するように要請した。

 

ホーチミン市新型コロナウイルス予防対策運営委員会は既に、再流行時に向けて24時間以内に第13野戦病院を再開できるように準備を進めている。

 

 

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